治療内容について
• 基礎体温が二相性にならない。
• なかなか排卵しにくい体質である。
• 内膜が厚くならない。
• お医者さんからは「卵の質の問題です」とだけで
片付けられて、何も手のうちようがない。
• 採卵まで卵が育たない。
• 採卵できる卵が少ない。
• 採卵しても胚盤胞までいかない。
• ホルモン値が悪く、治療が進まない。
• グレードの良い卵なのに着床しない。
• 薬の副作用で体調が優れない。
内膜などの子宮環境を良好にさせる働きがあります。
卵子は卵巣の中で3~4か月かけて発育・成熟し、排卵の準備をしています。卵巣にあるたくさんの血管が卵子に栄養を届けていますので、卵巣の血流を良くすることで質の良い卵子を育てることが出来ます。病院の治療だけでは血流を良くする身体づくりは不十分です。
また、着床しやすい子宮環境にすることも大切です。子宮内膜の血流が良いほど着床もしやすいので、子宮の血流も合わせて良くしていく必要があります。卵巣・子宮どちらの血流が悪くても妊娠には繋がりません。両方のアプローチが必要です。
鍼やお灸で身体を刺激することによってその場所に軸索反射という現象が起こり、刺激したツボ周りの皮膚や筋肉を通る血管が拡張し、その部分の血流が改善する事がわかっています。おなかのツボ、骨盤周りのツボを使ってアプローチするのはもちろんの事、全身の張りや緊張を改善することで子宮や卵巣に届く血流を改善します。
妊娠するためには、月経や排卵、妊娠維持などのために必要なホルモンが分泌されることが重要です。
ホルモンは脳の視床下部というところからの命令で脳下垂体から分泌されます。この視床下部は自律神経をコントロールしています。自律神経とは、内臓の働きをつかさどる神経で、無意識のうちに呼吸や体温、消化、排泄、生殖などの機能を調整しています。
ホルモン系の乱れは自律神経に影響を与えてしまいますが、自律神経が乱れると視床下部を通してホルモン系にも悪影響を及ぼします。したがって、不妊治療を行う上で、自律神経の調整は非常に重要な事です。また、ホルモンだけでなく卵管や子宮も自律神経の支配を受けていますので、妊娠するためには自律神経を整えることが重要なのです。
鍼灸治療によってツボに刺激を与えると、その刺激が皮膚の下にある「感覚受容器」によって感じ取られます。そこから、知覚神経→脊髄→脳と伝わり、自律神経を介して全身に反応が伝わります。これらの刺激により、ホルモンバランスや自律神経のバランスを整えることができます。
不妊治療は心も身体にも大きな負担がかかるものです。
妊娠することへのプレッシャーや度重なる通院、薬や注射の治療、副作用。
ストレスのかかった身体では体質も改善しにくいものです。
鍼灸治療により、凝り固まった身体をほぐすことで身体だけでなく心もほぐれていき、
心身ともに治療効果が出しやすい身体になっていきます。
● タイミング、人工授精、体外受精に合わせたアプローチ
それぞれの治療法、周期によって鍼灸治療でもアプローチを変えていきます。
の三本柱が大事!!
様々な不妊治療の病院(クリニック)がありますが、それぞれの病院には得意としている治療方針があり、全員の方がその病院の方針に合った身体というわけではありません。自分の身体に合った病院を選ぶことで最短のスピードで妊娠に近づくことができます。家から・職場から近い、待ち時間が少ないというだけで選ぶのでは無く、その病院の特色に自分の身体が合っているのかという基準で選ぶ事が大切です。お身体や血液検査の結果、ホルモン値、これまでの治療歴などから病院のアドバイスもさせていただきます。
不妊治療に鍼治療を併用すると妊娠率が向上するという研究結果がアメリカの学会誌や様々なところで発表されています。また、身体の不調を取り除くのに鍼灸治療はとても有効です。月経不順や月経痛、冷え、頭痛、胃痛など何かしら身体の不調を感じている人も多いのではないでしょうか。また、自分では健康だと思っていても東洋医学的にみると問題がある方もいらっしゃいます。これらの不調も取り除いて全体的な身体の調子を整えることで妊娠しやすい身体になります。
規則正しい生活、質の良い睡眠、ご自身に合った食事、過度なストレスを避けるなど、生活環境を整えることでホルモンバランスも安定し、身体の自然治癒力や生殖機能も正常に機能することが出来ます。正しい生活が送れているか、生活環境を見直すアドバイスもさせていただきます。