タイミング療法について(3)

今回は前回に引き続き、タイミングについて、おりもの(頸管粘液)の変化についてお話していこうと思います。

頸管粘液とは、子宮頚部から分泌されるの粘液のことで、卵巣ホルモンに反応して

周期的に変化します。

膣の中は普段は酸性で外部から菌が入ってこないようになってます。

排卵が近づくと、エストロゲンの分泌量が増えて、頸管粘液の分泌も増えます。

頸管粘液は弱アルカリ性なので、膣内を中和させて精子が入ってこれるように、

侵入を手助けしてくれます。

変化としては、量が増えてきて、色は透明になり、伸び(牽糸性)が強くなってきます。

親指と人さし指を伸ばしても途切れなくなります。

約10センチ伸びても切れなくなったら排卵日が近いサインです。よって、おりものの変化によっても排卵日を予測できる鍵となります。

ちなみに、東洋医学ではおりもののことを帯下(たいげ)と表現し、色や質、臭いから証をたてる材料にもなります。

 

これまで、自分で排卵日を測定するのに、基礎体温、おりものの変化について述べてきました。

さらに正確性を出すために、市販で売っている排卵検査薬で排卵日を特定する方法があります。

この3つにより、自分でも排卵日を判断できるかと思われます。

しかし、一番正確なものは、やはり病院で内診してもらうことです。

排卵検査薬にうまく反応しない場合もあるので、確実に排卵日を特定したい場合は病院に通院することをお勧めします。

 

かなこ鍼灸院 沖浜