不妊治療で使うツボ①
身体には、何百ものツボがありますが、その中でもとくに重要でよく使われるツボを「要穴」と言い、
主にこの要穴を使って治療する事が多いです。
要穴の中でも五兪穴(ごゆけつ)、原穴、絡穴と言って主に手足末端にあるツボは特に重要です。
不妊治療では子宮・卵巣を通る経絡の「腎・肝・脾」を調整する事が多く、その経絡の五兪穴は膝から下~足の末端にあります。
原穴 | 井穴 | 榮穴 | 兪穴 | 経穴 | 合穴 | |
腎 | 太谿 | 湧泉 | 然谷 | 太谿 | 復溜 | 陰谷 |
肝 | 太衝 | 大敦 | 行間 | 太衝 | 中封 | 曲泉 |
脾 | 太白 | 隠白 | 大都 | 太白 | 商丘 | 陰陵泉 |
お腹にも、その経絡に対応しているツボがあるのでそこに鍼をしていきます。また、皮膚を触って凹んだ感じがあるところ、
または虚していると感じるところにツボを取ります。
このように、仰向けの治療では、主に足とお腹のツボを使って一つの経絡、もしくは複合的に組み合わせて身体を一番良好な状態に持っていくことができるツボを使って治療していきます。
しかし、毎回同じツボを使うのではなく、その日によって、またはその周期によって変えて治療しています。
かなこ鍼灸院