不妊治療の現状と心構え
2018年、体外受精で生まれた子どもが18人に1人という調査結果が日本産婦人科学会によって明らかにされました。
これは過去最多です。
16年前は97人に1人だったそうです。
凄いスピードで増えてますよね。
私の周りでも治療をしている友人が増えていて、こういう仕事柄、相談されることも多くなってきました。
こんなに当たり前になってきた不妊治療、早く保険適用になって欲しい!
もっと助成金を増やして欲しい!!
そして、よく芸能人の高齢出産が取り上げられ、「45歳で女優の◯◯さんも妊娠したから私も大丈夫かも!」と余裕ぶっこいてたらそんなこと全然無かった…という話もよくあることで。
体外受精で妊娠出来なかった人より、体外受精で妊娠した人のほうがメディアに多く取り上げられ、世間一般的に体外受精したらすぐ授かれるという認識が多くなっているのかなと思います。
しかし、現状では42歳以上の卵子では成功率が下がるのも事実で、胚盤胞に凍結出来る確率もグンと下がってしまいます。
不妊治療を始める上でこの問題はとても大きく、治療をゆっくり進めて良いのか、なるべく急いだほうが良いのか、しっかり認識して進めなければいけません。
治療の方法、検査内容もここ数年でだいぶ変わってきました。そしてこれからも目まぐるしく変化すると思います。
お医者さんに治療を丸投げするのではなく、自分で調べ、知識を増やし、納得して治療を受けることも大切なことだと思います。
患者さんの質問に答えられるよう、私も日々勉強していきます



かなこ鍼灸院