不妊治療の病院選び②

自分の身体に合った病院選びとは?

 

まずは検査に行ってみることが最初のステップということは前回お話しました。

 

原因不明の不妊症も多いですが、自分の身体がどういう状態かわかるのが検査でもあります。

 

問題があれば、それに対するアプローチを。

 

ちゃんと卵管は通っているか?精子は問題ない?抗精子抗体は無い?筋腫や内膜症は?子宮の形に問題は?ちゃんと排卵出来てる?ホルモン値は問題ない?黄体機能は?

まぁ、色々ありますね( ̄ー ̄;

 

 

不妊の原因は様々。

 

そして昨日の常識が今日の非常識・・・。新しい情報が行き交い、病院がそれに対応していたり、していなかったり・・・。

 

ですので、先生が勉強熱心で最新の情報にアンテナを張ってるのとそうでないので、かなり治療も変わってくると思います。

 

病院選びは特に生殖補助医療(ART)で重要になってきますのでそこの話を少し。
ARTでは主に注射・飲み薬を使ってガンガンに誘発するのを得意とする病院と、飲み薬だけや完全自然という形でほとんど薬を使わない誘発を得意とする病院がありますので、どちらの病院が合っているのかをまずは考えます。

 

本当は両方やっている病院・クリニックが理想ですが、今のところどちらかに偏っている病院が多いのが現状です。医師の考えによるとこが多いですね。

 

基本的には、D3(生理3日目)のFSHの値が20未満で卵胞がD3の時点で複数個(できたら4~5個以上)見えていたら、刺激をしてたくさん卵胞を取る病院が合っています。

 

FSHの値は変動しますが、だいたいコンスタントに出てくる数字を参考にします。卵巣機能が若くて数が採れそうならしっかり刺激して採れるだけ採りましょうという考えです。

 

反対に、いつもD3のFSHが20以上で卵胞も1~3個という方はたくさん注射して刺激しても

採れる卵胞は少ないので、だったら身体に負担かけないように飲み薬だけで誘発する方法が合っています。

血液検査は問題ないけど、たくさん刺激したら身体の調子がすごく悪くなる、という方も低刺激のほうが合ってるかもしれません。

 

ただ、ここでまた大切になってくるのが・・・病院のレベル!!

 

誘発してくれる病院なら、または低刺激の病院ならどこでもいいじゃん?

 

・・・なんてことは無く、その中でまた病院を選ばなければいけないのです。

 

もちろんその病院でやってみないと自分に合う合わないがわからないのも事実です。

 

どんだけ評判の悪い病院でも妊娠している人は少なからずいるからです。

 

ただ、大事なのは確率の部分です。

 

人気で評判の良い病院にはそれだけの理由があります。

 

最短で妊娠するためにも、病院を決める時に、

 

家、職場に近かっただけの理由で決めない

料金が安い、待ち時間が短いからという理由だけで決めない

 

ようにして、

 

血液検査や内診から自分の身体の状態が分かったら、自分に合った病院を選んで、一つの病院に固執しないように。

 

もちろん、病院選びは、ここで話したことが全てでは無いです。

 

病院によって移植のバリエーションや培養技術など様々です。

 

先ほど話した内容プラスαで「合う」「合わない」があるのも事実です。

 

大切なのは、納得して治療が受けれていること!

 

悩んでいることがあればいつでも相談してください(^^)

 

 

 

各病院で説明会などやっていますので、是非そちらも夫婦で参加してみましょう!

 

 

かなこ鍼灸院