不育症検査について
不育症とは、妊娠しても流産や死産を繰り返す疾患の事を言います。
病院では、2回以上の流産で検査を推奨するところが多いのが現状です。
「一回も流産していないけど不育症検査受けといたほうが良いですか?」
との質問があったので私なりの考えですが、
「備えあれば憂いなし。気になるなら後悔しないように受けたほうが良いでしょう!」
です。高いお金と長い時間をかけて行う体外受精の場合などは特に万一、不育症で流産してしまうのも大変残念なことではあるので、念のために受けておく事は良いことだと思います。
何回移植しても着床しない方で、念のために不育症検査を受けたら引っかかっていた、という方もいらっしゃいました。
不育症で有名な杉先生のところでも、良好胚を何度移植しても着床しない人に対して不育症検査をおこなったところ、「抗リン脂質抗体 (aPL)、第XII因子欠乏、プロテインS欠乏など不育症患者群に非常に類似したリスクファクターの陽性率が得られた。」
と発表されてましたが、まだはっきりしたことはわからないみたいです。
着床不全と不育症の関連はまだまだ研究中みたいなので、これからもっと詳しくわかってくると良いですね。
不育症の検査は主に血液検査や超音波検査などで子宮の形を見ます。
その他病院やクリニックによってかなり検査に特異性・専門性が出てきます。
不育症検査は高額ですが、防げる流産もあります。
専門でやっているところでしっかり検査してもらいましょう。
かなこ鍼灸院 沖浜