移植日D33で妊娠した例③
今回D33で凍結胚盤胞移植を行い、妊娠したことを考えて、
本来なら良いとされる移植の標準の日というのはあくまでも目安で、「絶対」ではないということ。
患者さんに合った移植のやり方を見つけて、それに合うように治療していくことの
大切さを再認識しました。
この患者さんは少しでも薬を使うと次の周期にホルモン値が崩れて生理周期もおかしくなってしまう方でした。(フェマーラなど弱い薬だけでも)
なので、移植は「絶対、完全自然周期で」という希望でした。
(その前にホルモン補充周期で移植してもうまくいかず、その後生理も乱れる)
でも、なかなか排卵まで時間がかかるので、私も移植を延期したほうが良いのではという考えが頭に
よぎってました・・・・でも、病院がとことん待ってくれたのと、患者さんの「完全自然周期で」という
強い希望、それを叶えるためになんとか良い卵を排卵させることと、着床しやすいように子宮の環境を整
えることに集中しました。
結果、この移植で妊娠されて卒業されたわけですが、、、諦めなくて本当に良かった!!
この移植周期は色々試して、何が効いたのか判断には困りますが、
全てのことが上手く噛み合ったのかなと思います。
最後まで完全自然での移植周期を貫いた患者さんに感謝です
かなこ鍼灸院