精子の質~日本の現状②~
前回の続きです
男性側の治療はどのようなものがあるか?です。
まず、男性の検査として「精液検査」があります。
(この精液検査は体調などによって変わるので、最低でも2回は検査することをおススメします。)
精液検査の所見が悪ければ、不妊治療のクリニックでは顕微授精を勧められることが多いですが、
そこで終わりではなく、男性不妊を扱っている泌尿器科にも同時に通い、治療するのが望ましいです。
泌尿器科では、精液検査の他に、血液検査(ホルモン)や精巣のチェック、精索静脈瘤の有無、
その他にも精子のDNA損傷が無いかなどの特殊な検査もあります。
顕微授精をするにせよ、精子の質を向上させることで妊娠率が上がることは実証されていますので、
積極的に治療することが大事です
精子の質を良くするための治療にはビタミン剤やサプリメント、漢方薬などのお薬による治療や、精索静脈瘤を治す手術など様々です。
経験値の高い医師のもと、治療することをおススメします。(薬などは微妙な匙加減が重要です。個人的にネットで買ったりはオススメ出来ません)
その他にも精子の質を良くするための7か条ということでテレビで放送されていたものがあります。
①軽めの運動
②禁欲しない(1週間以内)
③亜鉛の摂取(精子の形成に必要)
④体重管理(肥満は妊娠率低下)
⑤質の高い睡眠(7時間程度)
⑥長風呂・サウナを避ける(睾丸の温度が上がることによって精巣機能が低下)
⑦びっちりした下着をはかない(ボクサーパンツよりトランクス)
でした。
出来ることから!
不妊治療は夫婦ともに協力していくことが必要不可欠。
時には旦那さんを説得?知識を共有?どうしていかなければいけないのか。
次回、もう少し続きます!
かなこ鍼灸院